VPNは危険?安全なVPNの選び方と避けるべきサービスの特徴
9件のVPNを掲載中(2026年3月更新)
「VPNは安全なのか?」「むしろVPN自体が危険では?」という疑問を持つ方は多くいます。結論から言うと、正しいVPNを選べばリスクを大幅に減らせますが、悪質なVPNは逆にプライバシーや安全性を損なう可能性があります。特に無料VPNの一部は、ユーザーデータを第三者に販売したり、マルウェアを仕込んだりといった問題が報告されています。この記事では、VPNに実際に存在するリスクを正直に解説したうえで、安全なVPNを選ぶための具体的な判断基準と、信頼できる推奨サービスを紹介します。
VPNの危険性 — 実際に存在するリスク
VPN利用に伴うリスクは主に4つあります。第1に「悪質なVPN提供者によるデータ収集」です。一部の無料VPN・格安VPNはユーザーの閲覧履歴・IPアドレス・個人情報を収集し、広告会社やデータブローカーに販売しています。2020年に発覚したSuper VPNのデータ漏洩では、1億人超のユーザーデータが露出しました。第2に「マルウェアの混入」です。非公式サイトやサードパーティのアプリストアで配布されているVPNアプリにマルウェアが仕込まれているケースが報告されています。第3に「VPNリークによるIPアドレス露出」です。設定が脆弱なVPNではDNSリーク・WebRTCリークにより、本来隠すべきIPアドレスが漏洩することがあります。第4に「キルスイッチの欠如」です。VPN接続が突然切れた際にキルスイッチ機能がないと、暗号化されていない通信が一時的に流れてしまいます。
- ①悪質なVPN提供者によるデータ収集、②ログ記録による当局への情報開示リスク
- ③DNS漏洩によるIPアドレスの意図せぬ露出、④アプリ経由のマルウェア感染
- 2020年に複数の無料VPNでユーザーデータ流出事件が報告されている
避けるべき危険なVPNの特徴
以下の特徴を持つVPNは使用を避けてください。①完全無料で広告も課金モデルもない:収益源がないVPNはデータ販売が収益源である可能性が高いです。②プライバシーポリシーが曖昧または存在しない:何のデータを収集するかを明記していないVPNは信頼できません。③本社所在地が不明または資本関係が不透明:運営元が判然としないVPNはリスクが高いです。④第三者監査を受けていない:「ノーログポリシー」を謳っていても、外部監査で証明されていない場合は信頼性が低いです。⑤Google PlayやApp Store以外で配布されているAPKファイルには手を出さないことが原則です。
- 完全無料で広告も課金モデルもないVPN(収益源がない=データ販売が疑われる)
- プライバシーポリシーが曖昧・不存在・読みにくい日本語で書かれているサービス
- 本社が法的規制の弱い国に所在し、第三者監査を一切受けていないサービス
安全なVPNを選ぶ5つの基準
安全なVPNを見分けるための具体的な5つの基準を紹介します。①第三者監査済みのノーログポリシー:NordVPNはDeloitte、ExpressVPNはKPMGとPwC、ProtonVPNはSecureWorksによる監査を受け、ログを保持していないことが独立機関により証明されています。②本社がプライバシー法の強い国に位置する:パナマ(NordVPN)・バージン諸島(ExpressVPN)・スイス(ProtonVPN)・オランダ(Surfshark)は政府によるデータ強制開示の要求に対して強い保護があります。③キルスイッチの搭載:VPN切断時に通信を完全遮断する機能が標準搭載されているか確認します。④リーク保護テスト通過:DNS・IPv6・WebRTCリークの保護機能を持ち、実際のテストで問題がないことが確認されているかを確認します。⑤有償サービスとして透明な課金モデル:収益がユーザーの月額料金であることが明確で、データ販売に依存していないビジネスモデルか確認します。
- ①第三者監査済みのノーログポリシーがあるか(Deloitte・KPMG・Cure53等)
- ②RAMのみ使用のサーバーアーキテクチャか(電源断でデータが消去される構造)
- ③本社がプライバシー保護の厳しい国(スイス・パナマ・英領バージン諸島等)にあるか
- ④暗号化プロトコルがWireGuard・OpenVPN・IKEv2など現代標準を使っているか
ExpressVPN
有料高速通信とセキュリティに定評のあるプレミアムVPN。105カ国に3,000台以上のサーバーを展開し、独自のLightwayプロトコルで安定した接続を提供。中国からの利用実績も豊富で、ストリーミング解除力にも優れる。
Proton VPN
無料プランありスイス拠点のプライバシー重視VPN。無料プランでもデータ制限なし・速度制限なしで利用可能。有料プランでは129カ国18,100台以上のサーバーに接続でき、Secure Coreで多重暗号化にも対応。
安全性が証明されているおすすめVPN
安全性の観点から特に信頼できるVPNを3サービス紹介します。NordVPNはパナマ拠点でDeloitte監査済み。RAMのみを使用するサーバーアーキテクチャで、サーバーの電源を落とすとすべてのデータが消えます。独自の脅威保護機能でマルウェア・フィッシングサイトをブロックする機能も持ちます。ProtonVPNはCERN研究者が創設したスイスのプライバシー企業が運営。メールのProtonMailと同じ組織で、プライバシーへの実績と信頼性が最高クラスです。オープンソースのアプリを公開しており、誰でもコードを検証できます。ExpressVPNはTrusted Server技術を採用し、すべてのサーバーをRAMのみで動作させることで電源OFF時にデータが一切残りません。バージン諸島拠点で法的な強制開示リスクが低いです。
- NordVPN:パナマ拠点、Deloitte監査6回実施、RAMオンリーサーバーを採用
- ExpressVPN:KPMGとPwC等で計23回の第三者監査、TrustedServerテクノロジー
- ProtonVPN:スイス拠点でSecureWorks監査済み、オープンソースで透明性が高い
Proton VPN
無料プランありスイス拠点のプライバシー重視VPN。無料プランでもデータ制限なし・速度制限なしで利用可能。有料プランでは129カ国18,100台以上のサーバーに接続でき、Secure Coreで多重暗号化にも対応。
ExpressVPN
有料高速通信とセキュリティに定評のあるプレミアムVPN。105カ国に3,000台以上のサーバーを展開し、独自のLightwayプロトコルで安定した接続を提供。中国からの利用実績も豊富で、ストリーミング解除力にも優れる。
VPNを使っても防げないリスク
VPNを使えばすべての危険から守られると思っている方に、VPNで防げないリスクも正直に説明します。まず、フィッシング詐欺です。VPNはフィッシングサイトへのアクセスをブロックしませんし、偽のログインページでパスワードを入力してしまう行為は防げません(NordVPNのThreat Protectionなど一部の付加機能は除く)。次に、マルウェアのダウンロードです。不審なファイルをダウンロードして実行することはVPNでは防止できません。また、アカウントへの不正アクセスも防げません。パスワードが漏洩した場合、VPNはログインを防ぐ手段を持ちません。VPNはあくまで通信経路の暗号化とIPアドレスの隠蔽を行うツールです。セキュリティの万能薬ではなく、パスワードマネージャーや二段階認証と組み合わせて使うことが重要です。
- VPNはフィッシングサイトへのアクセスや偽ログインページへの入力を防げない
- ブラウザのCookie・フィンガープリント追跡はVPNでは防げない
- ウイルス・マルウェアのダウンロード自体はVPNで阻止できない(別途セキュリティソフトが必要)
Proton VPN
無料プランありスイス拠点のプライバシー重視VPN。無料プランでもデータ制限なし・速度制限なしで利用可能。有料プランでは129カ国18,100台以上のサーバーに接続でき、Secure Coreで多重暗号化にも対応。
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